さて、フェスの基本的構造と目的の話を昨晩したんで
今夜はOUTLOOKフェスティバルそのものの話をしまんす。
私も全てを知るわけではないけども、でも知ってる部分は共有したいよね。
ンで、DUBSTEPを初めとするUK BASSカルチャーが過渡期を迎えた2008年に
世界で随一のベースミュージックとサウンドカルチャーのフェスティバル、
もちろん話題性はUKにおいては非常にホットだった。
当時のプロモーターチームは
Subdub, New Bohemia, The Doctors Orders,
Vagabondz, Compost Records
と、ほぼサブダブチームが築き上げたカルチャーシーンと
それに共感した主要のDUBSTEP、UKG、UK HIPHOP、の
10年選手プロモーターが集まって(しかも一部ドイツ)
ボスをRyan Wildに据えて始まってると覚えてる。
ここでも決してメインコンテンツを作り上げたチームはロンドンシーンではなく
リーズ、ブライトンのスタッフが随分働いていたとも思う。
つまり、首都圏で流行ってるサウンド、ではなく
UK全土に広がっているそれぞれの地域色濃いサウンドカルチャーを
首都圏のみが主導するのではなく
全域レベルでクッソ、メッチャ、ドーエライ盛り上げたい
しかも、色々コストばかりかかって、しかもルーズなUKフェスではなく
新たにすべて自分たちでコントロールできる範囲で手弁当バリバリでやる
これが最初だったと思う。
ブライトンのシーンって私もすごく好きで独特なんだけど
印象だけで言うと、めちゃくちゃカウンターカルチャーなんだよね
M.I.A.が出てきたとき、すんごいニューレイブ!ニューレイブ!って騒がれたときも
ファッションシーンもふくめて
「アフリカパターンに蛍光色、三角ならべたらオシャレかよ」って
キモチイイくらい反抗してくれてた。
その時の最高潮がチップチューンのブレイクコアや
8ビットローファイ、それにゴリゴリのアングラHIPHOP、手刷りシルクのTee。
そこをちゃんとフォローした2008年のスタートメンツは今見ても何も文句がないw
全ての最高潮を見せる、新しさが溢れてた。
で、件のフェスがいよいよ開催されたとき全ての出演者は感動したと思う。
観客はのべで14000人、じっさい5日間のフェスティバルで海外出陣、
その程度の動員ときけば、ぞっとするかもしれないが
5日間、ほとんど人間がその場所を移動することもなく
ちゃんとバカンスフェスティバルとして機能したからね。
つまり、狙いと需要は供給することで、次回やれるかもしれないという
気持ちになれるほどの結果は出せたのだ。
実際、欧州フェスの動員数は日本のそれよりも低い、そこには
距離感をいとわずにやってくるハードコアなお客様を抱えてる強みもあるし
やはり、そこはまずもって「バカンスの楽園」なわけだから
とてつもなく非現実な光景ながら、若い世代の英国人の理想郷なのだ。
その時のヘッドはGillesにIrationSteppas、フィーリンベガーズにMALA
RUSKO、ハッチャ、RSDにジェントルマンダブクラブ、エ
グゾダス、ハドソンモホーク。。。
本当、まじで今では再現不可能なメンツだと思う。
その後、このウワサや結果や持ち帰ったストーリーは一気に広まって
翌年に出演することが完全にプロップス的にもなってた。
それに、まだまだそれじゃ表現しきれてないという欲望も感じた。
そして、この強烈な杭が打ち込まれたことで、一気にアメリカシーンにも
DUBSTEPを初めとするBASSカルチャーが飛び火したことも、事実だろう。
実際、サウンドシステムを抱えて地繋がりの欧州を西へ東へというのは、
とっても大変だけど、そこをスケジュール組んでサーキット的にまわり
その一路にこのようなビッグフェスを作ることで
そこに全員が集まるという現象をも可能にしたわけで
同じく2008年に始まったUPRISING FESTIVAL(スロバキア)や
94年からの歴史をもつRototom Sunsplash(スペイン)にも
新しいニュールーツ経由サウンドカルチャーを目指すサウンドが
参加するようになった。と、思ってる。
SonerだってCTMだって、こういうサーキットフェスティバルに
新しいサウンドが台頭したら、本格的に取り入れるだろうし、
実際そうだったし、とにかく2008年という年はインターナショナルであり
OUTLOOKというのはBASS MUSICとSOUND SYSTEMカルチャーを一気に広めたよ
ふむ。。。。そう思わない?
レコ棚みるとビッグチューンだらけじゃない?
ハウスシーンが2月にプロモして5月のIBIZAプレに間に合わせるように
そんなプレスリリースサイクルになってると思わない?
エニウェイ!!!
そんなスタートと今までの経歴は
出演アーティストを並べていけば、あとは時代の顔だから
そこはもし興味をもったらちょいと調べてみて欲しい
既に、いまや若干目的もフィロソフィーも変わり
さらにカウンターユースの為のDimention Festivalを始めたから
ちょっと調べにくいかもしれないけど
ただ、私はここにすごくリスペクトと未来のカタチを感じた。
ジャンル違えと地下茎では繋がってるシーンが
思い切ってカンパニーを乗り越えて、プロモーターエゴも
1つのコンセンサス「自分たちのフェスをメインスポンサー掲げることなくやる」
の元に集まり、それぞれの思惑は全て可能になったことで
新しいフェスティバルのビジネスモデルと、
新しい世代による音楽マーケットのあり方を見たように思う。
インディペンデント、メジャー、その差は実はそう大きくはない
タダ、それで喰っていくかどうかの瀬戸際に
インディペンデントでも生き抜いて、出し抜く競争力をもてるかどうかだけ
今回のOUTLOOKフェスティバルにも
日本を代表するUKサウンドパーティーの王者DBS、
ニュールーツからダブ、そして変化し続けるレゲエを常にオンタイムで提供するZETTAI-MU、
そしてSDMを主催し、まさに現在進行形でOUTLOOKに関わるPART2STYLE
この3スクミがそれぞれに指向性をとりながらも
このOUTLOOKフェスティバルの日本ローンチパーティーに
いよいよタッグをもったことは非常に意義深い。
過去ローンチは2回行われているが、そのどれも
近くて遠い英国へのオマージュだったように思う。
それが今回ではっきりと日本の立ち位置をとりあえず示したわけで
この流れが是非全国へ飛び火して、あらゆる地域性のあるカルチャーを
OUTLOOKというカタチでなくとも、フックしていく1つの指針になればいいと思う