解体再構築 ZECHZGANGZ#2

何もない空間に立体設計をするのが建築士だとすれば
すでにある立体建築に新たな視点をみつけるのも建築士だろう。
アーティストとは一線を引く現実構造の世界での建築という発想は
自然の様に異質な存在を認めさせる行程でもある。

そういう意味ではリノベーションする、新たな観点を提案する
そして実際行動して表明する音楽の進化はまるで建築のようだ。

Theater 1は、JUKE/FOOTWORKという世界を圧巻させたシカゴのダンスミュージックを
すでに”JAPAN JUKE/FOOTWORK”という概念を確立させたプロデューサー2人による
解体・再構築のテクノ/エレクトリックミュージックなんだろう

2人のインタビュー(お話)ビデオをまず見て頂きつつも
雑談の中に出てきた言葉を拾うと、新たな提案はまさに新たな遊びを誘う
余裕感のなせる豊かな発想であったと思う。
「今は作ったら即発表できて、それを拡散することも簡単。機材もハードに頼る必要も無い
だからこそよりもっと皆が参加できるような、単純に遊ぼうよっていう」

「実際これで評価が欲しいとか思った事は一度も無く、そういうことでは無く
むしろそういう所から離れた事をやりたい」

「より、そうやって他者からの評価とか売れるとかそういうことから離れた事をする
余裕が、より実際本筋でやるべきことへのフィードバックになる」

SNSでの限られた拡散や、BANDCAMPを軸にリリース形態でも、届く場所届けば良い
むしろ、その人が彷徨い見つけた時にずらっとタイトルが並んでたら、いいよね。

寡黙な、兎に角静かで多くを見せないD.J. fulltonoの言葉は
FOOTWORK/JUKEを取り囲む環境を、より広げ、より自由にやりたいという気持でまるで対極にあるCRZKNYとユニットを結成したのは、理解と共にシーンへの敬虔さを感じた。
そしてリリースされた楽曲は、研ぎ澄まされた緊張感とミニマルの極地を目指した新しいFOOTWORK群像である。

D.J.fulltono「これ、一番ヤリタイコトって感じでやったやつ」だそうです↓

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三連のキック、リズムを解体していく、抜いていくことで160BPMを4/3に”半分拍”で並べていく
それによって未知的グルーブが心地よさを誘う。
フットワークダンスから離れた、しかしよりフロアにダンスを誘うその音像は同世代の2人が共にいいよね、
と話し合った中に出てきたクリック/ミニマルの元素的存在である
Mike Inkであったという。ドイツ・ケルン勢の元祖である彼は実に30ぐらいの別名義で
シカゴアシッドからアンビエントまで、手法技法を試しに試した希代のケルンミニマル王の例を
「あ、その感じええよね」と参考にしたという2人を見て、思わず
まるでその後に奇才(奇人)トーマスブリンクマンと手を組んだ事すら過ぎった。

どっちがマイクインクでどっちがトマスブリンクマンかはいいとしてw

つか、それってSTUDIO EINS…「シアターワン、そっからやねん」なるほど!w もう種明かししていいの?!
(ビデオでは、種明かし的な部分は殆ど省いてしまった、まだ沢山の”謎かけ”はあるようです)

と、よりミニマル(ダブ)の極地的感覚と「単純にフィジカルで感じる気持ちよさ」を同居させた
無駄をそぎ落とし、しかもより、ワンループに追い詰めたトラックは
確かにかつてのテクノにあった実験性が満ちていて、本当にコレを生みだせるのは
音楽に対する姿勢としての余裕を感じるし、より単純な事で「やってみたくなる」隙のようなモノを与えているように思う

こちらはCRZKNYの「俺の好きな感じ」↓

[bandcamp width=100% height=120 album=622913374 size=large bgcol=333333 linkcol=e32c14 tracklist=false artwork=small]

モチロン、こんな刺激を無視できるわけでもなく
既に名のある両名の別名義は国内だけでなく海外の人もつかんでいるようで
その丁度来日していたポーランドジュークの旗手、Paideも「モダン、兎に角スタイリッシュ」と
センスに惚れ込んでいた、そしてそのモダンという部分で非常に洗練されたファッショナブルな感触をうけたのが
このぼくであり、そしてZECHZGANGZへの招聘です。

余裕のなせるワザ、アートへの素直な傾倒
シーンへの遊びの提案、そして、どこまでも自然体のアーティスト

これをモチロン逃すなんてことはなないようで
この後にKODE9との共演、控えてるそうです。
それも、素晴らしいですが

初めてのライブプレイをココ名古屋にて。ありがたいです。

で、その時にまず組み合わせたかったのが、誰よりも早く、しかも自然体のマイペースさで
解体・再構築テクノを続けているBack To ChillのDJ100窓氏。
え?!と思われるかも知れないけど100BPMのスローテクノと称した凄まじく退廃的でセクシー、
かつやはりとてもファッショナブルなサウンドはもう。。。2008年くらいから?ほぼダブステップと同軸でやっているのかな?
MIXドロップしたのも2010年。。。もう5年も経ってますがw
100bpm_djmix_2010_april
このマイペースさがより楽曲の研ぎ澄ましにいいんでしょうね。
で、先ほどダブステップと、と描きましたが、100BPMテクノもほぼ140BPMのダブステップの4/3
こちらの構造はダブステップというよりレイブだけど、迫るキックの太さ、ベースのうねりはテクノには無い世界線
明らかにこのテクノは昇天できます。目を閉じて、サウンドに浸されて欲しい・・・
惜しむべき閉店したクラブairでTOKYOGWを開催したときに、この100セットをお願いしたとき
やはりプロパーなクラブのサウンドシステムで聞く迫力は格別でした。ぶっ飛んだな。。。

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そして160~180幅で名古屋のビートシーンを支えるBLUEiCEからSOMA奏間
彼のチョット変質したドラムンベースやJUKEは
彼が過ごしたロンドンでの音楽体験が反映されて、かなりレイビー。
打ち込みの世界にあるようなその世界に没頭というより
薄皮1枚で全てのジャンルの気に入った部分を拾う所に、違ったことをするという哲学が見えます。

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そしてZECHZGANGZの要のDJ3名で闇夜に浮かぶブラックスターに敬意を表して
深く、鋭利、かつ実験性。ダンスフロアの温度をグッと上げていきます。
どうも最近はテクノDJの役割を勘違いしてる気もするけど
テクノDJは恐らく世で一番尖って、追いかけないととっとと宇宙へいく存在だと思ってる。
この3人なら、大丈夫。

朝まで今回もいっちゃうのかな。行こうか、どこまでも。

「行こうか」「ゆくって、どこへ。。。あんた、一体・・・」
「迎えのモノだよ、お前を相応しいところへ連れて行く、迎えのモノさ」
(修羅雪姫)

ああ、もう絶対この夜は最高
もしこれを他でやってたら気が狂うほど嬉しい上に
終わらないで欲しいと願うな。

ZECHZGANGZ#2
https://www.facebook.com/events/1677497932517053/

 

Zech2

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